ホンダシビックがデビューしたのが33年前です。
それから数年後、友人の買った中古のシビックを無理やり運転させてもらいました。多分僕が運転した始めてのオートマチック車です。
赤信号で止まった時、助手席の友人は、「ドライブにギアを入れたままで、ブレーキを踏んでいればいいのさ」と言っていました。
その通りに、ブレーキを踏んでいると、クルマがバイブレーションを起こして、だんだん振動が大きくなっていきました。
怖くなった僕は、ついギアをニュートラルに戻してしまいました。
今でも、オートマチック車を運転する時、信号待ちで、時々ギアをニュートラルに戻してしまう癖は、この時つきました。
しかし、そのシビックは、実に「小気味良く走りました」。
その時からずっと、「シビックは、小気味良く、すばしこく走る」イメージがあります。
初代シビックは、今のフィットより2回りも小さかったのですから、
今度のシビックが、初代に比べると物凄く大きくなったことがわかります。
で、柄は大きくなったのですが、いざ運転してみると、
これが、「小気味良く、すばしこく走る」のです!

昔、ボルボというクルマは、その衝突安全性をうたっていて、
いかにも丈夫そうで重厚なクルマと思っていました。
ところが、デンマークで、生まれて始めてボルボを運転した時、
その軽快さに驚いたことを思い出しました。

お話を伺った田島さんは、建築家であり、アーバニストという肩書きもお持ちです。都市でのフィールドワークのお話は番組では洩れていましたが、街での観察、聞き取り等の仕事はとても興味深いものがあります。
後日知る事になったのですが、あの事務所は、業界では知らぬ者がいない有名なオフィスだそうです。本当に素人集団で、申し訳ないと思いました。

次回はシトロエンC4を取り上げます。この業界のシトロエン度が非常に高いので、
何だかシトロエンの回し者みたいな番組になっていますが、
これは全く予期せぬ事態で、我々の想定外の成り行きです。

☆ 今回はオマケがあります。
去年の春、全民放のBSで放送された「イチロー・インタビュー」という番組がありました。ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。その中で、僕は、イチローが大好物であるカレーを作って彼に食べてもらいました。彼は、自宅ではほとんどカレーしか食べないというカレー・フリークで、しかも有名な野菜嫌いです。
そこで、野菜を大量に、しかもそれが分からないようなカレーです。
広尾の日赤病院の脇にある、小さな、カジュアルなフランス料理店のシェフ“ヤマちゃん”の指導によるレシピが、パソコンの隅に残っていました。もし作ってみようという方は、参考になさって下さい。
イチローが「旨い!」と言いました。
ちなみに、その番組のディレクターが、CAR TOUCHも作っています。

 

 
[材料 4〜5人前]
生姜、にんにく それぞれひとかたまり。
ニンジン 中 一本。
玉ねぎ 大 一個。
セロリ 大 一本。
マッシュルーム 5〜6個。
挽き肉 合い挽き400g。(豚、牛、チキン等好みで)
サラダオイル 大匙4杯
ビーフコンソメ
ブイヨン
1個(出来たらクノール製)
ウスターソース 少々
カレー粉

コスモ製の辛口 
大匙2杯々 
中辛 大匙2杯
ナイル製カレー粉大匙1杯
(辛口が好みならこれを増やして下さい) 

 
[作り方]
まず、マッシュルーム(ホワイトが良いです)をのぞいた野菜を、
すべてミジン切りにしておきます。
最近はとても良いフードプロッセッサーがあるので、
それを使うと、特に玉ねぎ等は、「泣かされなくて」すみます。
生姜、ニンニクは小さいので、包丁で細かく切ります。
ホワイトマッシュルームは、気持ち歯ごたえのある野菜としたいので、
ひとつを、6個ぐらいに、ほかのミジン切りよりやや大きめに切ります。

では、料理を始めましょう。
カレー用の鍋が適度に熱くなったら、サラダオイル大匙1杯を入れて、
まず生姜を炒めます。 生姜に焦げ目がつき始めたらニンニクを加えます。
生姜とニンニクをよく炒めたら、玉ねぎを加えます。
これをよく炒めて、そこに3種類のカレー粉をよく混ぜたものを加えます。
適度に炒めたあと、ひき肉と残りの野菜のミジン切りをすべて鍋に入れて下さい。この時、大匙2,3杯のサラダオイルを加えると、全体が少し柔らかくなって、炒めやすいでしょう。
この時はそれほどきちんと炒める必要はありません。
肉に火が通らなくても、後でじっくり煮込むので心配はありません。

さて、ここで、小さな鍋で作っておいたブイヨンで作ったスープを、
少しづつ加えていきます。
全体の柔らかさの目処は、ドライカレーと、普通のカレーの中間ぐらいの柔らかさがポイントです。  ただこの後じっくり煮込むので、その間に飛ぶ水分を計算に入れておいて下さい。

これで、ほぼ作業は終了です。
ここで、人に見られないように、「隠し味」を入れましょう。
塩一つまみと、ウスターソース少々です。
後は、弱火で、焦げ付かないよう時々かき混ぜながら、
1時間、出来れば1時間半煮込んでください。
最高のカレーが出来上がります。
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シビック収録中
僕は、ぼんやりスタッフを眺めている。
僕から見た、仕事中のスタッフ。
女性が増えてきました。
田島さんのオフィス。
やたら居心地が良さそう。
田島さんの愛車。シトロエン・エグザンティア・ブレーク。
予告編の収録。真冬とは思えない
「満開の花畑
パリ、バンドーム広場近くのワンダー・シビック。右端に少しだけ見える空間が、バンドーム広場。
おまけの写真。これがバンドーム広場です。